7月ころより謎の奇病で昏睡していた児童たちが続々と回復した。この奇病は田瓶市本町、本間町、沼田町で発生していた原因不明の症状で、8歳から15歳までの男女が意識を失っていたものだ。田瓶市中央病院で治療を受けていた12歳の少年が目覚めたのは一昨日深夜。それから時間をおいて昨日の夕方までに昏睡状態にあった患者14名全員が意識を取り戻した。少年少女たちは2か月もの間昏睡状態にあったとは思えないほど健康的な姿で、覚醒後すぐに食事をとっていた。奇病の原因と回復の要員はいまだ分かっていない。識者の中には病院が投与したビタミン剤が奏功したという人もいるが、今となっては確かめようがない。
とにかく、今は少年少女たちの無事を祈るとともに、田瓶市には引き続き原因究明に努めてもらいたい。