田瓶市ではペットを飼育する住民が多いことから、東日本大震災直後より避難施設におけるペット同伴避難の枠組みを整備してきた。市内にある80の指定避難施設のうち、主に民間施設を中心とする15の施設でペットを含む避難を受け入れる体制が整った。こういった施設にはダゴングループが運営する本町のイベントホール、村田工業が運営する山野辺展示場、田瓶地方競馬場スタディセンターなどが含まれている。
市では昨日一斉避難訓練を実施。訓練放送や一時避難場所への避難訓練を田瓶市の各地で行った。ペットのラムちゃん(コーギー。11歳)と一緒に避難訓練に参加した林さんは「ペットは家族も同然の存在です。もし避難所が受け入れてくれなかったら自宅に残る選択をせざるを得ません。もっともっと、ペットと一緒に避難できる施設が増えてくれると嬉しいと思います」と語った。ペットを受け入れられる避難所は年々増加しているものの、田瓶市の全てのペットを収容するにはキャパシティが不足している。またペットフードや排泄物処理の問題、犬猫以外の動物に対する配慮も及第点以下である。大事なペットを守るため、様々な施策が市に求められている。
ペット同伴の避難訓練実施
September 12, 2022