今年6月に打ち上げが失敗した田瓶市発の民間ロケットに搭載された人工衛星の痕跡が南太平洋で見つかった。民間ロケットは打ち上げ直後に電装系のトラブルに見舞われ大気圏離脱が困難な状況に陥った。タスクフォースは安全を優先し打ち上げを中断。ロケットは太平洋へと落下した。この度、落下したロケットに搭載されていた人工衛星のうちの一つが太平洋の底約5000kmの地点からいまなお電波を発していることがわかった。 その人工衛星は周囲数百kmの電磁波を記録し田瓶市に設置された他ウォールームに転送する機能を持ったもので、衛生軌道上のスペースデブリや地球に降り注ぐ光線の調査を目的としたものだった。先月からウォールームにて微弱な電波を感知し不思議に思ったエンジニアが調査を重ねた結果今回の状況を推測するに至った。 海の底でもなお稼働し続ける事態に対し開発チームは「元々役目を終えた後は海に落下させるつもりだったため水圧に耐えられるように設計していた。しかし水中でも電波の送受信機能が有効であるとは完全に想定外」と語った。電波を発信し続けていることについては「内蔵バッテリーと太陽光発電で稼働する設計となっており、太陽光が届かない水中ではじきに機能を停止するだろう」と述べた。
落下したロケットの痕跡が見つかる
August 12, 2022