7/29-31は地蔵祭が予定されている。地蔵祭は田瓶市を代表する地域の祭りであるが、昨年と一昨年は感染症拡大のため中止となった。田瓶市民の一部からは「地蔵祭を中止したから感染症が収まらないのだ」という声さえ聞こえる市民にとって重要な祭りである。
市のあちこちでは祭具の手入れや縁日の準備にいそしむ姿が見られた。本間町磐座1丁目町会長の久保さんは「昨年一昨年と開催されなかったために思ったよりも祭具の痛みが激しく準備に追われています。感染症対策を万全にしながら、多くの方に楽しんでもらいたいです」と語った。
地蔵祭:地蔵祭は田瓶市に散在する地蔵や道祖神をまつった寺社、神社が一体となって作り上げる、「まんだら灯籠祭り」と並ぶ田瓶市を代表する祭りである。鎌倉時代末期に田瓶を流行り病が襲った際、病魔の封じ込めと看病に尽力したとある住職を祀るために始まった儀式とされる。江戸時代から長らく中断されていたが、平成中期に再開された。