田瓶市では8歳から15歳までの少年少女8名が突然昏睡状態に陥る症状が報告されている。患者は本町、本間町、沼田町で確認されており、沼田町での症例が全体の半数を占める。いずれも持病はない児童生徒たちで、全員がまるで深い眠りについているかのように1週間以上目を覚まさない状況にあるという。
この症状にはいくつか不可解な点が見られる。一つ目は田瓶市のみで報告されており近隣の市では報告されていないことである。次に患者にスポーツ競技中であるかのように活発な脳波が見られる点。さらには動かないはずの体がいたって健康で筋肉の萎縮などの症状がほとんど見られないことである。
保護者の一人は「何が原因なのか見当もつかない。安らかに眠っているように見えることだけが唯一の救い。早く目覚めてほしい」と語っている。一刻も早い原因の究明が待たれる。