田瓶市観光情報局
田瓶ニュース

田瓶市に監視カメラ設置計画

September 25, 2020

田瓶市の市議会は増加する交通事故やあおり運転に備え、市内の約2万箇所に監視カメラを設置する条例案を提出した。市内のベンチャー企業と協業し、画像や音声の分析を行い、事故発生を未然に防ぎたい狙いだ。

田瓶市における昨年の交通事故は400人を超え、増加傾向にある。特に高齢者ドライバーによる事故が目立ち、市は免許の自主返納を呼び掛けているものの、市民の足として重要な自動車が実質的に手放せない状態が続いている。

そこで市は人工知能(AI)ベンチャーである株式会社28-コーポレーションと協業し、監視カメラの映像から交通事故を起こしやすい運転を行うドライバーを抽出、ナンバープレートから注意喚起を行う構想を検討した。この春に田瓶市庁舎前で行われた実証実験で一定の成果が得られたとして市内全域への拡大を目指す条例案が議論されている。

一方の矢後市長はこれに異を唱え、交通事故減少の期待は評価した一方で、監視カメラの映像や集音によって市民の生活が覗き見られる可能性を指摘する。セキュリティやプライバシーといった課題を乗り越え、日本中を見ても先進的な取り組みは実を結ぶのだろうか、今後の議論から目が離せない。

(毛総新聞社政治部 太田 健太郎)