田瓶市の読書サークル「あやめ会」は今週末に読書会を開催します。今回のお題は中島敦『山月記』です。ゲストに若宮国際大学人類学部講師の田代 邦信(たしろ・くにあき)さんをお呼びして、人類学の見地から『山月記』を読み解きます。ご興味のある方はテーマ本をお読みの上、「あやめ会」事務局までお申し込みください(先着10名)。
題材について 中島敦は明治から昭和初期にかけて活躍した作家で、代表作に『山月記』『弟子』『李陵』などがあります。今回の題材である『山月記』は中島敦のデビュー作で、秀才の李徴が挫折の末に虎へと姿を変えてしまうお話です。高校現代文の教科書にも採用されているため、ストーリーを覚えている方も多いのではないでしょうか。岩波版、新潮版などに加え、青空文庫にも収録されていますのでお手近なものをご用意ください。
「あやめ会」について 「あやめ会」は、田瓶中央図書館の利用者たちによって発足した、30年以上の歴史を持つ読書サークルです。主婦を中心とした12名のメンバーで和気あいあいと活動しています。現在は活動拠点を田瓶市生涯学習センター<ユトリーナ>に移し、3階の第2創作活動室にて、隔週木曜日の夕方に読書会などを行っています。文学を愛する方、新しい趣味を始めてみたい方はぜひこの機にご参加を。